2011年11月24日
ちょっと豊郷へ行ってきた
【写真】近江鉄道・彦根駅の掲示
2009年5月の校舎竣工と公開から、アニメ作品となった実在モデルエリアがどう変わっていくか、淡々と見守っている中で、今回半年ぶりに出かけてみた。
唯一の公共交通機関の近江鉄道さん、定期的に開催される同人イベントの成功受けて、今では、イベント当日のオリジナル限定1日乗車券を発行したり、豊郷町現地イベント会場に物販ブース構えたりと、積極的に協力参加。この部分、地方公共団体としての町側からの働きかけも多々あると思う。
【写真】豊郷駅プラットホーム
春のイベント後、話題になっていた「萌え看板」左下のモノが、2011年春のオリジナル切符に採用されていた。
地域観光の活性化として、同人イベントの誘致に成功した稀有な例かもしれません。交通の便として、大都市圏から2時間以上離れている田園地帯として、中仙道に残る旧家と古代遺跡が点在する場所ですが、目立った観光資源やイベントが無い中で、アニメ作中の背景デザインのモデルの参考として、校舎が作中に登場し、偶然その校舎が一般開放できる環境に整ったことにより、作品を愛するファン・観光客が急増。そのうえで、校舎をイベント会場として利用できる働きかけが、半年以上に渡り地道な交渉された結果が、こういった形での観光資源として実を結んだと言える。
【写真】酬徳記念館・グッズ展示
イベント開催ごとに、用意された等身大キャラクターの歴代の書割も展示
最初の頃は、随分フツーのものが展示されていましたが、最近は水着姿の看板も展示されているようです。
関西では、ニュースとして話題になった校舎保存活動を経て、2009年当時は静かな形でのファン受入れでしたが、2010年から大きな話題を呼ぶスポットとして、全国的に注目を集めたことはすごいことかもしれません。2009年発足当時メンバーも、随分入れ替わり、滋賀の地元で活躍する方々が、今後の活動を支える道筋が立ったことを考えると、私も普通の訪問者として、これを機に 暖かく見守りたいと思います。
【写真下】部室モデルとなった校舎3F「会議室」
2009年5月30日校舎耐震工事竣工式当時の写真
閉校した直後のままの状態で保存、地元の方の尽力により
一般公開が実現 竣工直後当時は、見学に事前許可申請が必要だった。